おしゃれな家とは?そのコツを考えるー③照明にこだわりを
照明は部屋に明かりを灯すだけでなく、インテリアとしての存在感や、明るさや明かりの色で印象を変えることもでき、おしゃれな家づくりの大事なポイントになります。
なかでも家族が集まる場所であり、お客をお招きする場所ともなるリビングの照明器具には特にこだわりたいものです。
家族が過ごすリビングをおしゃれで快適にするために、照明選びもしっかり考えましょう。
「おしゃれな家とは?そのコツを考える」の3回目は、リビングの照明選びについてご説明していきます。
① リビング照明の考え方
「一室複数灯」「一室多灯」という言葉をお聞きになったことはありますか?
リビングはお客様を招いたり、家族が集まりテレビを見たり、雑談を交わしたり、本・雑誌・新聞などを読んだりと多目的に過ごす場所です。快適さやおしゃれさ両方の観点から言っても、”ひとつの部屋にひとつの照明”という今までのスタイルではなく、部屋のサイズや過ごし方に応じて複数の照明を取り入れる「一室複数灯」「一室多灯」というスタイルが増え始めています。
リビング照明は、「メイン+サブ」という形を基本として考えます。お部屋全体を照らすシーリングライトと様々なシーンを創り上げる間接照明を合わせて使うと、とても雰囲気のあるリビングを演出できます。フロアライトでお部屋の隅を照らす事により、さらに落ち着いた空間になります。
「一室複数灯」「一室多灯」を取り入れると、おしゃれなお部屋づくりだけでなく、必要のない照明は使わず「今はここだけ」という選択ができ、節電にもつながるようです。
② リビングにおすすめの主な照明器具
シーリングライト
天井に直接取り付けるタイプの照明器具でリビングの照明としては代表的な形です。メインの明かりとして十分な機能とすっきりとした見た目が人気です。
お部屋の雰囲気を一気におしゃれにしてみたい。そんな人におすすめしたいのがファンが付いたシーリングファンタイプです。天井が高いリビングなどの場合、ファンを使用すれば冷暖房の効率化にもなる他、部屋の中の空気を循環させ、部屋の温度を一定に保つことができますし、部屋干し時に活躍します。
ペンダントライト
コードなどで吊り下げるタイプの照明器具で、リビングダイニング、特にダイニング部分の照明として使われることが多い照明です。コードの長さ調整で印象を操作することもでき、デザインも豊富なのでインテリアアイテムとしてお部屋の雰囲気づくりを楽しむことができます。
最近では北欧風の洗練されたデザインのものやアンティーク調などが人気です。
ダウンライト
天井に埋め込んでいるタイプの照明器具で、ダウンライトにするだけでお部屋が洗練され、モダンでおしゃれな印象になり一気にスタイリッシュな雰囲気になります。数や明るさ、設置場所によって多用途に使え、調光や調色ができるタイプもあるので、調節次第でお好みの空間を作り上げることができます。長寿命のLEDを使用した調光式タイプが特に人気のようです。
スポットライト
ダウンライトやシーリングライトなどの天井からお部屋全体を照らす照明に対して、スポットライトは狭い範囲、部分的に強い光が当たるタイプの照明器具です。ダクトレール上に複数設置されていることが多く、特定の箇所を強調し見せたい場所をドラマティックに演出のために使われ、おしゃれな雰囲気をつくることが可能な照明になります。
弊社での施工例としては、キッチンに使う例が多いです。
フロアライト
「フロアランプ」「スタンドライト」などともいわれ、床に置いて使うタイプの照明です。くつろぎの時間を目指して新たに照明をプラスするなら、フロアライトが効果的でおすすめです。
雰囲気をつくるためなのか、明かりが必要なためなのか、様々な高さや形などを選び、ソファ横や部屋の角などに設置すると、おしゃれな空間演出に一役買ってくれます。脚が付いた背の高いものから、まん丸い形の小さめのものまでデザインは様々。気軽に移動させてインテリアイメージを変えることができるのもメリットです。
③ まとめ
当たり前のように点けている部屋の照明。今回は、お家の中心部「リビング(ダイニング)」の照明を取り上げましたが、その照明は選択次第でさまざまなシーン、雰囲気を演出することができる重要なアイテムです。
暮らしの空間をおしゃれで機能的に演出するために、ライフスタイルに合った照明のプランをたてるとインテリアコーディネートがモダンで素敵なものになります。
ぜひお気に入りの照明で、素敵なインテリアコーディネートをしてください。
インテリアコーディネートのご相談も、椎葉テクノホームにお気軽にご相談ください。
※特に記述のない写真は、Panasonicカタログより転用