カラー配色で外壁をおしゃれに仕上げましょう・ツートンカラー
注文住宅の新築をする際、「どんな色の組み合わせにすれば、おしゃれな外壁にできるだろう?」「どこで色分けすればいいの?」といったお悩みを持つ方もいらっしゃると思います。
今回はそんな方々へ、人気の高い「ツートンカラーの外壁」について、その配色や注意点などをご紹介します。
お家の第一印象としても外観にこだわりたい、色の組み合わせに悩んでいる方、ぜひ参考にしてみてください。
目 次
【弊社施工事例:枚方市T様邸】
「1色のみだとありふれていて物足りない気がする。ちょっとおしゃれな雰囲気の外観にしたい。」という方は、ツートンの外壁でおしゃれな仕上がりにしてみましょう。
ツートンですから、2色の異なる色を使います。実はツートンの外壁の家は、街中を歩くと意外と見かけることのある、いまや定番の外観デザインと言えます。
① 色分けと配色
1階部分と2階部分で分ける
まずは、1階部分と2階部分でそれぞれ異なる色を塗る、上下で水平に分けるパターン。
【Panasonicカタログより】
色の区切りがわかりやすく一番調和させやすいので、ツートンの外壁ではもっとも一般的な色分けとなります。
上図のように下になるほうを濃い色にすると、落ち着き感が出て立体感が際立つデザインになります。
左右縦に分ける
家の中心あたりにラインを引くように縦に異なるカラーを取り入れるのが、「縦割り」の配色のパターンです。
【弊社施工事例:枚方市I様邸】
縦に違う2色のラインを入れると個性的な印象となり、モダンでスマートな雰囲気を演出できます。
縦ラインの視覚効果により、お家が高く大きく見える配色です。
お家の凸部分で分ける
バルコニー・ベランダ・玄関など、出っ張りのある部分とそうでない部分でツートンに分ける配色パターンです。
【弊社施工事例:枚方市I様邸】
この配色の場合は、外観の出っ張りにポイント的に別の色を使うため、他の外壁部分より強調されるようになり、モダンでハイセンスな雰囲気にできます。
立体感も生まれ、狭小住宅を大きく見せる効果も期待できるでしょう。
② ツートン外壁の注意点
ツートンの外壁をおしゃれに仕上げるためには、お家の外観全体の配色バランスに注意しなければなりません。色選びの際の大事なポイントを3つ挙げておきます。
【Panasonicカタログより】
外観全体を3色以内にまとめる
色は屋根と窓枠などを含めた外観全体で、3色以内にまとめると統一感のある落ち着いた美しい仕上がりになります。
外観に4色以上使われていると、まとまり感がなくちぐはぐでセンスを疑われる印象になりがちなので、基本は3色ルール、どうしても4色遣いにする場合は、1色を出来るだけ近い濃淡差で色選びをするようにしましょう。
同系色で選ぶと失敗リスクが少ない
外観に使用する3色は、同系色から選ぶようにすると失敗が少なく無難です。
白とグレーの組み合わせ、ベージュ系、ブラウン系の組み合わせなど、より近い色味かつ落ち着きのある色味で選ぶとナチュラルに仕上がり、外壁全体と言う広い面積に塗った印象もサンプルとほぼ変わらず、「こんなはずではなかった」という後悔も殆どありません。
個性を出したい方は、白と赤・青・緑などの鮮やかな色を合わせるのがおすすめです。白はどんな色とも相性が良いので、鮮やか色と組み合わせてもすっきりした印象になります。
配色の比率
配色のテーマ分けは、ツートンのうちどちらか1色が「ベースカラー」、もう1色がベースカラーを引き立てる相性の良い色「アソートカラー」、そして3色目は窓枠など家の印象を引き締めてくれる色の「アクセントカラー」となります。
この3色の配分を70(ベースカラー):20(アソートカラー):10(アクセントカラー)の比率にすると全体的にバランス良く見えると言われています。
③ まとめ
いかがでしたか? これから注文住宅で新築をお考えの方、外壁をツートンカラーでおしゃれに仕上げてみませんか?
最後に、外壁は「いざ施工してみたら、思っていた色と違った」という失敗例が多くあります。それは、どうしても実際の色と紙のカタログや色見本とでは差が出てしまうからです。実物のサンプルでも、小さな面積で見た場合と大きな面積で見た場合、また太陽を当てた場合とでは、見え方は異なるものです。
椎葉テクノホームでは、そういった事も事前にご説明し、お客様のご希望に出来るだけ沿った無難なご提案をさせて頂いております。
どんな小さなことでも、設計の段階で遠慮なくご相談ください。