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Column 新築注文住宅コラム

平屋という選択 その1:メリット

かつて日本では平屋の住宅が数多くありました。現在では2階建てが主流となり、3階建ての住宅が所狭しと建ち並ぶ分譲地も多く見かけます。
しかし、今、核家族化、少子高齢化、単身世帯の増加など、様々な考え方や要因によって住宅事情も変化しています。そんな中、じわじわと人気が上昇している平屋住宅。様々なアイデアを盛り込んだおしゃれな平屋の新築注文住宅が注目されています。

今回はそんな平屋のメリットをまとめてみましたので、注文住宅の新築にお役立てください。

平屋外観イメージ

平屋で暮らすメリット

① 上下移動がなく生活動線が楽

平屋の最大の魅力は、何と言っても生活動線が楽であるということです。

2階建て以上の戸建てだと必ず階段が存在します。当然上下で行ったり来たりするという動線が生まれます。平屋の場合は上下階への移動がなく、生活空間がワンフロアにまとまるので、家の中の移動が楽で、家事動線もシンプルにつくりやすくなります。
高齢者の方にとっては、階段の上り下りは大きな負担となってきますので、平屋の造りは身体にも優しいものとなります。

若く元気な間は、各部屋の移動には時間はかからないし苦でもない、と思われるかもしれません。しかし、洗濯や掃除の家事にかける移動には意外と時間をかけています。

洗濯の場合ですと、お風呂や洗面所は1階につくることが多いので、洗濯機も1階にある場合が多いと思います。しかし、その洗濯物を干すベランダは日当たりの良い2階にある場合が多く、ここにタイムロスと手間がかかってきます。

掃除の場合を挙げると、平屋にすると2階建てより部屋数は少なくなると思います。収納スペースも減りますので、「必要ないものは持たない!」生活を身に着け、整理整頓された生活を送らなければなりません。そうすることにより、短い動線で、掃除する場所もコンパクトになり、家事負担そのものを減らすことが出来ます。

平屋LDK

② 地震・災害に強い安定の構造

地震、台風・・・近年、想定外の災害に見舞われています。住居の役割も安心・安全がなお一層求められています。

建物は重心が低いほど地震に強いと言われています。平屋は2階建てに比べて高さは低く、面積が広いので重心の低い安定した住居で、耐震性が高くなります。
テクノストラクチャーの家は、2、3階建ての住居でも倒壊しない仕組みになっていますが、階が上になるほど揺れは大きくなってしまいます。
また、面積が広く高さが低い特徴を持つ平屋は、地震だけではなく台風など風の影響も受けにくく、万一の火災が発生した場合も逃げやすいというメリットがあります。

家族が安心して住む事のできる家。しっかり考えたいものですね。

③ 家族のコミュニケーションが円滑に

平屋は家族のコミュニケーションが取りやすいという魅力があります。部屋数が少なく上下に分断されていない住居は、それだけ家族との距離が近くなり、コミュニケーションを親密に取ることが出来ます。

特にお子さんがまだ小さい場合は、コミュニケーションがとても大事になります。平屋はどこにいても家族の気配を感じることができ、子どもにも目が届きやすいので安心です。できる限り成長を側で見守り、一緒に成長していきたいものです。

生活空間がワンフロアということで、場所を移動する際もお互い顔を合わせる機会が増え、何気ない声掛けも増え、お互いの存在が近く感じられるのではないでしょうか。

④ 開放的な空間活用

平屋は2階がないので、天井の高さの調整がしやすくなります。やや高めの天井にするだけで、空間は広々と開放感が溢れる部屋になります。
フロアの高さをずらし高低差をつけるスキップフロアを導入することでも、空間を有効活用できます。視覚的に高低差が生まれ、広さを感じるようになりますし、段差で区別することによりそこだけ別空間と感じるようにもなります。
スキップフロアは難しい工法ですが、椎葉テクノホームでは、テクノストラクチャーの強さを活かし、得意としております。
2階建てプランとなりますが、こちら(スキップフロア プラン例)をご参考にして下さい。

スキップフロアイメージ

⑤ 光熱費を安く抑える

生活空間がワンフロアなので、冷暖房をそれぞれの部屋で使用したとしても、全体的に家の中が涼しくなったり暖かくなったりするので、その分抑えられます。
また照明の数も少なく済み、全体的な電気代を節約することが出来ます。

生活していく上で欠かせないのが、光熱費です。平屋に住むことで、光熱費を安く抑えることができます。

⑥ 屋根・外壁のメンテナンスがしやすい

家を維持し続けるには、メンテナンスが欠かせません。メンテナンスをしないと、屋根や壁の内部に雨水が侵入し、家の寿命を短くしてしまい、大掛かりな修理や工事が必要になる場合もあります。

2階建ての家の外壁をメンテナンスする場合、足場を掛ける費用や時間がかかる上、外壁の面積も広くなります。しかし、平屋であれば足場を組む必要はなく面積も2階建の約半分になるので、コストを削減することができます。

⑦ 最後に

平屋のメリットをみてきましたが、なかなか良い選択と言えそうですね。
しかし、住みやすい平屋にするためには、収納、家事動線、人に優しいつくりがうまくかみ合った間取りにしなければならいようです。
そんなお家をご希望の方、是非椎葉テクノホームにご相談ください。
次回は、平屋のデメリットについて説明したいと思います。


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