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Column 新築注文住宅コラム

リビングの間取りをしっかり考える家づくり

リビングは、家族みんなが集まる場所であり、お客様をお迎えする大切な場所で、お家の中心部です。特に家族にとっては長時間いられる場所、癒しの場所でありたいものですね。
最近の間取りでは、ダイニングキッチンと一体になっている場合が多く、朝の忙しい時間、夕食を囲む団欒、そしてくつろぐ場所として、みんながリビングに集まる家庭も多いでしょう。
そういう場所として、リビングは心地よい空間になるようしっかり考えなけらばなりません。

施工事例:枚方市F様邸LDK
【施工事例:枚方市F様邸】

① 間取りで決まるリビングの居心地

工夫など必要がないくらい敷地が広く、自由に間取りをとれるなら、工夫も少なくて済みますが、限られた敷地において、居心地の良いリビングをとなると、それなりに考えなければいけません。
居心地の良いリビングとは一体どんな部屋なのでしょう。
リビングは家族が集まる中心部。だからこそ、その部屋だけを考えるのではなく、生活導線・家事動線も考えた間取りにしなければならないと思います。

■ 片付けに手間がかかり、いつも雑然としている
■ 食事の支度や後片付けがスムーズにいかない
■ 朝の忙しい時間帯等、家族どうしの動きがスムーズにいかない
■ 部屋が狭く感じてくつろげない

後からこのような事にならない為にも、リビングの間取りは慎重に考えたいですね!

② リビングの間取りれ押さえておきたいポイント

家族の動きを考える

家族の家の中での動きを考える時は、家事動線と生活動線をわけて考えるのがポイントです。
家事動線というのは、炊事洗濯や掃除をする際(キッチン、パントリー、洗濯機のある場所)の動線の事、生活動線というのは、リビングやお風呂、トイレ、階段など、生活する上での動線をいいます。
家事動線と生活動線が入り乱れた間取りにしてしまうと、家族がすれ違う回数が多くなり、特に朝の忙しい時間帯などにはお互いが邪魔になったりと、生活しづらいリビングになってしまいます。
それぞれの配置場所をよく考えて、間取りを考えましょう。

間取りプランに設置予定の家具を書き込む

リビングの間取りを図面に起こす際には、そこに設置する予定の家具の配置を全て書き込みましょう。実際に生活する事を具体的に想像する事はとても大切なポイントです。
こうすることで、実際に生活してみて不便を感じたり後悔する事をかなり抑える事が出来ます。リビングで使う家具を全てピックアップし図面に書き込む。人の動きを考え、必要な場所に収納を設置する。いざ書き込んでみると、設置予定の家具が大き過ぎたり多すぎたりして、とてもくつろげる空間にはなりそうもない・・・など、建ててしまう前に様々な事に気が付く事でしょう。
特に大事なのが、距離感です。
「椅子を引くと通れない」などと言う事にならないよう、実際に測って考える事も必要です。

コンセントの位置に注意

リビングに限ったことではありませんが、コンセントの位置は大変重要なポイントです。先に書いたポイント「間取りプランに設置予定の家具を書き込む」にも関わる事ですが、窓の位置、ドアの位置、家電製品や家具の設置場所に合わせて、必要な場所に必要な数を設置しましょう。
これを怠ると、その後の生活にかなり不便を感じる事になります。

キッチンとリビングの位置

次はキッチンとリビングの位置関係です。リビングの間取りを考える時、これは大きなポイントとなりますので、家族の生活スタイルをよく考えて決めましょう。
まず、そのスタイルとメリット・デメリットを簡単に挙げてみます。
 
【①LDK一体タイプ】
家族の一体感が感じられ、空間を広く感じられるが、キッチンの匂いや汚れ、そして来客と家族の空間を分けられない。
  
【②LD+Kタイプ】
キッチンが丸見えにならないので来客時も生活感を見せずに済むが、料理中、家族の様子を見ることができない。

【③L+DKタイプ】
リビングが独立しているので、来客と家族の空間を分けることができるが、壁で仕切られるので各スペースが狭く感じる。

【④L+D+Kタイプ】 
使用目的に応じてそれぞれの空間が分かれているので収納や家具を分けやすい 整理整頓しやすいが、敷地に余裕がないと難しい間取りである。

どのタイプを選ぶかによって、家族の過ごし方も大きく変わってきます。来客の多い家、小さい子供がいる家など、家族の生活スタイルや広さに見合った間取りを考えましょう。 ただ、LDKタイプにした場合でも、今は大変便利な建具が揃っていますので、来客時だけリビングとダイニングキッチンを仕切ると言ったことも可能です。
そういうアイデアを取り入れる事で、間取りのプランも広がります。

リビングのデザイン

これは、ここに書くまでもなく皆さんが一番拘りも持って考えられるポイントですね。
今まで挙げてきたポイントをしっかり考慮して、自分の理想のリビング間取りをつくりあげましょう。

【リビングに採用される人気の間取り】
● 畳スペース
● 吹き抜け
● ウッドデッキ
● リビング階段

畳スペースは、洗濯物を畳んだりアイロンがけをしたり、子どもの遊び場やお昼寝にも使えます。小上がりタイプにすると、畳の下に引き出し収納スペースが確保でき便利です。

吹き抜けは、リビングの天井を高くすることで空間が縦に広がり、開放感を演出することができます。また、通風・採光面でのメリットも大きいです。ただし、断熱性や気密性をしっかり担保しておかないと、冷暖房の負荷が高くなり、光熱費の負担がかかるケースも…。2階のスペースも狭くなるので、よく考えてくださいね。

ウッドデッキも小さいお子様の遊び場、バーベキューなど家族団らんの場所として人気です。特に、リビングと段差がないように設置すると、部屋の延長のように感じる視覚効果で、部屋が広く見えます。ただし、外からの視線対策は忘れないように!フェンスを設置するなど工夫しましょう。

リビング階段は、近年人気のタイプです。核家族が多い現代では、リビングを通って2階へ行く形になるので、自然と顔を合わせることになり、子供の様子も目に入りやすくなります。

③ リビングを広く見せる小技

限られた中で、工夫して間取りを考えても、やはり狭い空間に感じてしまう・・・。そんなときに、少しでもリビングを広く見せる小技をご紹介します。 

壁や天井に明るい色のクロスを貼る

部屋を広く見せる色は、白、アイボリー、ベージュなどの薄い色、もしくは淡いブルーなどの寒色系です。淡い色は開放感を出し、広い空間を演出してくれます。 なるべく無地にした方がいいと思いますが、どうしても柄を入れたい場合は、極力小さめの柄を選びましょう。 天井を高く見せるためには、縦のラインの利いたものが効果的です。

色調を統一する

色々な色やテイストが混ざっていると、どうしても部屋の印象が雑然とし、解放感をそがれ窮屈な感じを受けます。色調を統一し、部屋全体をすっきりとさせましょう。同じ空間でも広く感じさせることができます。

家具は背の低いもので

背の高い家具をたくさん使うと、どうしても部屋に圧迫感を与えてしまいます。背の低い家具で統一して圧迫感をなくし、上部への解放感を演出しましょう。
また、家具のテイストも可能な限り統一しましょう。すっきりと統一されたインテリアで、気持ちも解放されます。

物は必要最小限に

最後に、部屋を広く見せるための究極の技は、物を少なくすることです。物を溜め込んでしまうと、それだけ空間を狭くしてしまいます。なるべく物をおかない、不要なものは溜め込まない、常に整理整頓を! スリムな生活を心がけましょう。

注文住宅のご相談は、どうぞお気軽に。
あなたの夢を叶える間取りプランを、一緒に考えましょう。


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