リビングの広さを決めるポイントを知って理想の家づくりを
注文住宅で新築する時、一番拘りたいのはどのお部屋ですか?
それぞれこだわりのポイントをお持ちだと思いますが
日常家族が集ったり、お客様を招く場所と言えば「リビング」
一番、長い時間滞在する場所でもあるので、リビングの間取りに失敗すると、その後悔は大きなものになるのでしゃないでしょうか。
床材、壁紙、窓の種類と配置、建具など、デザインへの拘りも大事ですが、今回は、「リビングをどれくらいの広さにすればよいのか」という視点にポイントを置いて、リビングの平均的な広さをご紹介するとともに、リビングの広さを決めるときのポイントについて解説します。
① リビングとは
リビングとは日本語的に言うと「居間」や「茶の間」のことで、家族が集い団らんする場所、家族の生活の中心となる場所を言います。多くのご家庭ではリビングにテレビやソファー等を置き、家族が会話をしたり、くつろいだりする時間を過ごする空間となっているのではないでしょうか。
近年の住宅の間取りにおいて、LDKと表される場合が殆どです。
皆さんも周知の事とは思いますが、LDKとは「リビング・ダイニング・キッチン」が一つになったスペースの事を言い、間取りの主流となっています。
多くの住宅の間取りでは「LDK○○畳」といった表現がなされています。
間取り図に「リビング」ではなく「LDK」と表されている場合、「リビングだけではなくダイニングとキッチンのスペースが含まれている」という点に気を付けて下さい。
以降、リビング=LDKとして、解説していきます。
② リビング(LDK)の平均的な広さ
一般的な4人家族で考えた場合、リビング(LDK)は16~20畳が平均的な広さとされています。
16~20畳であれば、キッチンスペースを除いてもある程度の広さをリビング・ダイニングスペースとして確保することができ、家具を配置しても快適に動線を保てる広さと考えられます。
だからと言って、安直にリビング(LDK)は平均の広さにしておけばよいかというと、そうとも限りません。
人の暮らしはそれぞれ。
何に拘るかで、必要となる広さも変わってきます。
③ リビング(LDK)の広さを決めるポイント
家族の人数
まずは家族の人数を考え事が大事です!家族の人数は家具のサイズにも影響してくるため、リビング(LDK)の広さを考えるうえで基本的な目安となり、重要なポイントとなります。
現状の家族の人数だけでなく、今後家族の人数が増えるかもしれないと予測される方は、その人数をある程度考慮しておきましょう。
家具・家電のサイズ
次にリビング(LDK)に置きたい家具のサイズを考えましょう。
①キッチンの種類
キッチンはその形状によって、必要な広さが変わってきます。
戸建て住宅によく用いられるペニンシュラキッチン、アイランドキッチンの場合で考えると、ペニンシュラキッチンでは約4~5畳、アイランドキッチンでは約6~8畳のスペースが必要とされています。
リビング(LDK)の広さは、これらを含めた広さということになりますので、キッチンを選ぶ際は、リビング(LDK)としてのスペースをどれだけ確保できるのか、キッチンの広さを差し引いた残りの部分がリビングスペースとなるが、それで十分なスペースが確保できているかをしっかり考えて下さい。
②ダイニングテーブル
1人が食事をするときに必要なスペースは、約横幅60~70cm、奥行40cmと言われており、椅子に座るスペースとして、後ろ側に約80cmは必要と言われています。人の動線スペースを考慮すると、ダイニングテーブルを置くスペースの目安は
テーブルサイズの目安 | スペースの目安 | |
2人用 | 60cm×80cm | 約2.6畳 片側壁付け:約2.6畳 |
4人用 | 120cm×80cm | 約3.4畳 片側壁付け:約2.6畳 |
6人用 | 180cm×80cm | 約4.3畳 片側壁付け:約3.4畳 |
③ソファー
一般的なソファーは1人掛け、2人掛け、3人掛けというように分類されており、それぞれ平均的な大きさがあります。
1人掛けの場合約横幅90cm、奥行き90cmが平均的な大きさです。
ソファーサイズに動線スペースを考慮すると、スペースの目安は
ソファーサイズ | スペースの目安 | |
1人掛 | 90~100cm×90cm | 4.5畳~ |
2人掛 | 140~180cm×90cm | 6~8畳 |
3人掛 | 170~240cm×90cm | 8畳~ |
ソファーの配置はパターンも多く、配置によって動線スペースが変わってくるので注意が必要です。
④テレビ
近年、大型化が進むテレビのサイズですので、それなりのスペースが必要になってきます。各メーカなどによると通常の液晶テレビであれば最適な距離の目安は「画面の高さ×約3倍」、4Kテレビであれば「画面の高さ×約1.5倍」と言われています。
実際は、もう少しゆとりを持たせておくと目にも優しく、お子さまにも安心してテレビを観ることができるでしょう。
設置するテレビのサイズをきちんと確認し、必要なスペースを確保して下さい。
④ まとめ
最初に書きましたように、リビング(LDK)の平均的な広さは16~20畳と言われていますので、上記のような事柄をはっきりと決めかねる場合は、この広さを参考にしてみるのもよいかもしれません。
今回ご紹介した家具や家電のサイズは、あくまでも目安です。家具やインテリアには各々の拘りがあると思いますので、それを優先させて考えて下さいね。
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後悔の無い間取りの設計は、時間、知識、知恵も必要になってきます。
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