家族を繋げる家づくり~中庭のある家
今回スポットを当てたのは、中庭のある注文住宅の家づくりです。
【写真:パナソニック カタログより】
リビングの延長のような中庭は、家族みんなのお気に入りの場所。
上の写真は、中庭部分をウッドデッキにし、室内に繋がる部分を設置したプランです。
中庭の楽しみ方は自由自在。家族の団らんや四季を楽しむエリアとして注文住宅の間取りで生活を豊かにしましょう。
「外」をプライベート空間に
中庭の持つ大きな魅力のひとつは、お家の中に青空の下の外空間を、人目を気にせず持つことができる点です。自然に囲まれた郊外のお家には特に必要ないかもしれませんが、お隣が目と鼻の先という住宅がひしめき合う都心では、例え小さくても自分たちだけの「外」があることは、解放感と癒しを醸し出す空間になるでしょう。
また、遮るのは視線だけではありません。中庭は外壁で覆われているため防犯面でも非常に優位性があり、安心してオープンな暮らしを実現することができます。
中庭のあるオープンで安全な暮らしは、窓を全開にして屋内と屋外をつなぐことも可能にし、生活導線の短縮にもつながります。他のお家とは少し違った間取りも楽しめそうです。
もうひとつのリビング代わりに! 小さなお子さんを安心して自由に遊ばせることが空間になります。
【写真:パナソニック カタログより】
中庭で採光、採風を確保
もう一つの魅力。それは採光や採風を容易に確保できる事です。当社お越しになるお客様も、「明るさ」を譲れない条件の一つに挙げられる方がほとんどです。
しかしながら、住宅の密集する地域では、両隣を挟まれたお家や道路面以外は三方が隣家に囲まれているお家が多くあります。その結果、1~2方向からの採光しか確保できません。
中庭のある家なら、どの部屋にも満遍なく太陽光を取り入れることができるようになります。上記の例に挙げる環境の敷地では、本来光が差し込むことのない部屋に中庭を設ければ、採光を取れる部屋になります。注文住宅ならではの家づくりが活きてきます。
中庭のある家は、気候のよい時期に窓を開け放つと、家中に空気を循環させることができます。これも中庭の大きな特徴です。季節ごとに変わる風向きにも対応できますので、年間を通じて風通しのよい家となります。
中庭の注意点と魅力のまとめ
水たまりなどにも気を付けましょう。
また、これは大きなデメリットポイントとなりますが、建築費用やメンテナンス費用も高くなってしまいます。
光が降り注ぐ中庭。人が心地よいと感じる空間には植物、光、風といった自然につながる何かがあるように思います。天井のない開放感があふれるアウトドアリビング。休みの日にはバーベキューをしたり、子どもと一緒に庭でランチを楽しんだりと様々な非日常の空間を実現できるのも中庭の魅力です。
また、リビングから中庭が見え、子どもが遊んでいるのを見守れる安心感があるので子育て世帯にもおすすめです。