これからはサステナブルな住宅に
最近、環境や経済などさまざまな分野で注目される「サステナブル」。
この言葉は、住宅建築においても大きな注目を集めています。
今回は、地球環境や地域環境を配慮した家づくり、将来まで住み続けられるサステナブルな家作りについて解説していきます。
① サステナブルな住宅とは?
サスティナブルとは「持続可能な」または「持続することができる」という意味をもつ言葉で、私たちの生活活動が自然環境に悪影響を与えず、維持できることを意味します。サスティナブルな住宅というのは、地球環境に配慮しながら、住む人も快適に暮らし、それを維持できるように設計された住宅です。
具体的には、太陽光などの自然エネルギーを生かした「ゼロエネルギー住宅」などがあげられますが、「環境に優しく快適に暮らせる住宅」という点で考えると、自然素材や再生可能な素材の利用、長持ちするよう工夫された設計などもサスティナブルな住宅だといえるでしょう。
サスティナブルな住宅というのは、自然や人に優しく、次世代まで長く快適に住むために設計された住宅です。
これからの家づくりは、快適に住めるというだけではなく、家の解体時の廃棄物を減らし、再利用可能な家作りも求められます。
地球環境に配慮した住宅の実現が非常に大事になってきているようです。
② サステナブルな住宅の特徴
サステナブルな住宅には、どのような特徴があるのか解説します。
頑丈さと快適さを備えた構造・性能
構造のポイントは頑丈さです。長く住み続けるためには、家の構造が頑丈でなければなりません。
木造住宅の場合、構造的に頑丈な家であれば、増改築などのリフォームがしやすいメリットもあるため、建て直さず住み継いでいくことができます。
性能のポイントは快適さです。
高断熱住宅の性能を備えた家は、外気の影響を受けにくいため、快適な室温を保つことができます。
冷暖房に頼りきった生活を送ることがなくなり、光熱費の削減にもつながります。
次世代に受け継ぎやすい間取り
デザイン性を重視し過ぎた間取りは、次世代に受け継ぎにくいと言われており、持続可能な家づくりを意識したサスティナブル住宅では、シンプルで可変性のある間取りが重視されます。
壁の少ないシンプルな構造は、季節や家族構成などに応じてさまざまに仕切り、間取りを使い分けることができます。家族構成の変化などに合わせられることも、持続性があると考えられます。
また、家の躯体や基礎などの構造部分と、内装や設備などを分離して設計する「スケルトン・インフィル住宅」なら、後から間取りを自由に変えられるメリットがあり、間取りの視点からも、次世代に受け継がれる家づくりが求められrています。
自然素材を用いる
安心・安全を最優先し、無添加の自然資材を利用することで、完全性が守られた家づくりができます。
無垢材や木質系断熱材、漆喰・珪藻土など、自然素材には独特の温もりがあり、居心地のいい空間を作るうえでも力を発揮します。
③ おすすめの設備
サステナブルな住宅を叶えるには、自然エネルギーを活用した省エネ・創エネの設備の導入がおすすめです。
太陽光発電
太陽光を受けて電気エネルギーを発生する「太陽電池」を利用して発電し、家庭内で利用する家電製品などに利用します。
「枯渇の恐れがない。」「製造・廃棄時を除き地球温暖化に影響するCO2や,大気汚染物質が排出される心配がない。」などというメリットの他、「発電量が日射により変動するため,季節や天候の影響を受ける。」というデメリットもあります。
また、災害などで電力会社からの送電が止まってしまっても、太陽光発電によって電気をまかなえるため、非常用の電源としても活用できます。
リチウムイオン蓄電システム
リチウムイオン蓄電システムとは、平常時に、電力会社から配電される電力や、太陽光発電システムと連携して自家発電した電力を蓄えておき、発電が出来ない夜間に蓄電した電力を使用したり、災害による停電などの有事の事態に、蓄電した電力を自動的に供給することで、使用することができるシステムです。
日常的な電気代の削減をしながらも、効率よくエネルギーを活用できる最新技術を取り入れた自然エネルギー活用システムです。
HEMS
HEMSとは、Home Energy Management Service の頭文字をとったもので、「家庭内で電気を使用している機器について、一定期間の使用量や稼働状況を把握し、電力使用の最適化を図るための仕組み」のことです。
HEMSは、屋根や庭などに設置した太陽光発電システムから電力を得てそれを販売、消費している場合、使用状況だけでなく発電状況も把握して「見える化」してくれます。
お家の大半の家電製品がHEMSに接続されていることが前提となりますが、どの機器がどのくらい電力を消費しているか、どの時間帯の電力消費が多いか、同じような家族構成・ライフスタイルの家庭と比べて自宅の電力使用状況のどこに問題があるのかなどが分かるので、電力消費の意識を高まり、節電志向が高まると言われています。
④ まとめ
椎葉テクノホームは、頑丈な構造、高断熱住宅の性能はもちろん、次世代に受け継ぐ持続可能な家づくりを展開しております。
「サステナブルな住宅」に合った設備も全て兼ね備えた、未来志向の省エネ・長寿の家づくりを実現するプランをご提供しております。
ぜひお気軽にご相談ください。