住宅ローン 今昔
住宅ローン こんなに違う今と昔
家を購入しようとした際、親御さんにご相談されることが多いと思います。そんな時「ローンを組むと大変だぞ!」「住宅ローンを借りたら2倍かえさないといけない!」といったアドバイスがありますが、このような話しはかなり古い話しとなります。親御さん世代が住宅を取得された時代とは、金利が大きく違うためです。
金利の差で、返済額が昔とどれくらい違うか知ったうえで、住宅購入の資金計画をたてませんか。
3000万円の住宅ローンを組む場合(35年返済)
【金利5.5%(参考:約20年前の住宅金融公庫)】
毎月返済額:16万1104円
返済総額 :約6766万円
【金利当初10年間1.16%、11年目以降2.16%(参考:平成22年10月の『フラット35』S)】
毎月返済額:当初10年間=8万6941円 11年目以降=9万7697円
返済総額 :約3974万円
返済総額の差:約2792万円
住宅ローンの審査
住宅ローンは誰でも利用できる訳ではなく、審査を通る必要があります。また、審査の結果次第では、融資可能とされる金額が希望の金額に届かないということもあります。
◆審査に審査に通るために、押さえておきたい五つの基準
①健康状態
ほとんどの金融機関では、団体信用生命保険(団信)に加入することが条件となっており、疾病や生活習慣病のリスクが高いために加入できない場合には、審査を通れません。
②年齢や勤続年数
年齢や勤続年数などで審査基準を満たさないと審査を通れません。
③物件の担保評価
金融機関は物件に抵当権というものを担保として設定します。物件にそれだけの担保評価があるのかどうかも審査の判断基準となり、この価値が高ければ高いほど審査で有利になります。
④返済負担率
返済負担率とは「年収に占める年間返済額の割合」です。この割合が高くなると、滞納の確率が高いと判断されてしまい、審査を通過することが難しくなります。
⑤個人信用情報
過去にクレジットカードの返済遅延を起こしていたなど、個人信用情報に瑕疵がある場合は審査で不利となります。
住宅ローン審査を通過するために、返済額や返済期間を見直したり、頭金をできるだけ準備する、ペアローンや親子リレーも検討するなどの対策を考えましょう。
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